足部機能的障害
すべての足部機能障害が足に内因する筋や骨から生じるものではないということです。
下肢キネティックチェーンに含まれる筋や関節(すなわち腰椎、骨盤、股関節、膝関節、足関節)といった足以外の外因的なコンディションが足部回内に影響を生じさせます。
機能評価として、オーバーヘッドスクワットといったエクササイズを実施することがクライアントにとってどの修正エクササイズよりも優先されます。
重要なことは、足部回内を引き起こしている要因が足部そのものにあるかを見極めるために、初期に下肢キネティックチェーンの機能評価を実施することです。
修正の方法
この問題を解決する方法として、腓腹筋およびヒラメ筋の両者(下腿三頭筋)のストレッチング、および前脛骨筋、後脛骨筋、そして大殿筋の強化によって異常な下肢筋群の静止長を変えることは、歩行動作やランニング動作における適切なアライメントの調整と足部の強化を手助けとなります。
クライアントの動作におけるすべての主要な運動面(すなわち矢状面、前額面、水平面)および三次元的な機能にかかわる動きと安定性を理解するために徹底した機能評価を実施することが重要になります。
引用・索引Adan RA Mechanisms Underlying current and future antiobesity drugs Trends in Neurosciences 133-137,2013

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