Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

栄養と免疫における抗酸化物質の補給(抗酸化物質の混合摂取が炎症マーカーの上昇を低下させたことを報告している)

栄養と免疫における抗酸化物質の補給(抗酸化物質の混合摂取が炎症マーカーの上昇を低下させたことを報告している)

抗酸化物質補給の影響

アスリートが摂取する抗酸化物質は、組み合わせも用量も多種多様であるため、それらの補給の影響を調べることは困難になります。

 

いくつかの研究結果によると、抗酸化物質の補給は有益でも有害でもないとされています。

 

Petersenらの報告によると、1日に500mgのビタミンCと400mgのビタミンEを2週間摂取した後に高強度の下り坂ランニングを行いましたが、炎症マーカーに対してはいかなる効果も認められませんでした。

 

また、NiemanらおよびPalmerらは、1,500ml/日のビタミンCを摂取しても、サイトカインまたは唾液中IgAの増加に対する作用は認められなかったとそれぞれ報告されています。

 

しかし、他の研究では、抗酸化物質の補給の有効性が報告されています。

 

www.nakajimabonesetter.com

抗酸化物質と炎症マーカー

Phillipsらは、抗酸化物質の混合摂取が炎症マーカーの上昇を低下させたことを報告しています。

 

またBryer&Goldfarbの報告によると、3g/日のビタミンCを補給することにより、エキセントリック・アームエクステンションを70回行った後、筋力の低下に影響を及ぼすことなく、筋肉痛軽減、クレアチンキナーゼの上昇、および血中グルタチオンの酸化を減少させることが確認されています。

 

さらに、Niemanらは、3日間の高強度運動後にケルセチンを補給すると、免疫マーカーは変化しなかったものの、URTIが有意に減少したと報告しています。

 

しかし、現時点では、きわめて多量のビタミン類を摂取することは推奨できません。

 

一層大きな筋の損傷や、おそらくは免疫細胞の機能低下を誘発する可能性があるからです。

 

しかし、ビタミン類の不足は有害であるため、アスリートはスポーツ栄養専門職と相談をして食事に含まれる非酵素性抗酸化物質の量を決め、それに応じてサプリメントの摂取量を調整すべきです。

 

まずは、バランスのとれた食事を摂取することにより、身体に十分な抗酸化栄養素を供給することが勧められます。

 

www.nakajimabonesetter.com

引用・索引Nutritional Feats Nutrition Consulting Statesboro Georga.65-70

理論と実践 スポーツ栄養学

理論と実践 スポーツ栄養学

  • 作者:鈴木 志保子
  • 発売日: 2018/07/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

基礎から学ぶ! スポーツ栄養学 (基礎から学ぶ!スポーツシリーズ)

基礎から学ぶ! スポーツ栄養学 (基礎から学ぶ!スポーツシリーズ)

  • 作者:鈴木 志保子
  • 発売日: 2008/05/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)