垂直跳びの能力とパフォーマンス
アスリートの垂直跳びの能力向上は、スポーツの総合的なパフォーマンスにきわめて大きく貢献します。
垂直跳びは、静止状態から開始する、反動動作やアプローチを伴う、着地に対して反応するなど、様々な状況で行われます。
パワーを測定する方法が収集データに影響を及ぼすため、様々なジャンプ様式を検討する必要があります。
競技におけるジャンプ
バスケットボール選手は、レイアップシュートやダンクシュートを行う際に、バスケットゴールに向かって垂直跳び(VJ)を行います。
バレーボール選手は、ブロックしたりスパイクを打ったりする際に、素早いカウンタームーブメントジャンプ(CMJ)を用います。
また、競泳選手は、スタートの静止状態からブロックを蹴って推進する際に、VJで行う股関節、膝関節、足関節の伸展(トリプルエクステンション)を行います。
ラグビー選手も、パスされたボールをキャッチするためにジャンプが必要になります。
静止状態からスタートするVJはスクワットジャンプ(SJ)と呼ばれ、身体を下降させてから方向転換をして行うジャンプはカウンタームーブメントジャンプ(CMJ)と呼ばれます。
アプローチジャンプ(AJ)は一歩以上ステップを踏んでからCMJを行うジャンプであり、着地に反応して行うジャンプはデプスジャンプ(DJ)になります。
引用・索引Various Jump Training Styles for Improvement of Vertical Performance

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