スクワットジャンプ
スクワットジャンプにおける有益性
SJ(スクワットジャンプ)を使った力発揮能力の向上は、外部負荷や器具を加えることによってさらに促進できると思われます。
負荷をかけたSJは、バックスクワットにおける短縮性1RMの10~40%の負荷を用いた場合に有益であることが証明されています。
負荷を加える際にバーベルやヘックスバーベル、ウェイトベストあるいはウェイトベルトなどを利用することにより、負荷の位置が変わり、VJの運動力学と運動学を変化させることができます。
速度を目指すのか、最大負荷を素早く動かすことなのかを検討する
S&Cコーチは、負荷が60%1RMに近づくにつれて速度が低下することを念頭に置き、目標が高速を維持することなのか、最大負荷を素早く動かすことなのか、トレーニングが及ぼす影響を考慮すべきです。
さらにパワーラックやジャークテーブルを取り入れることにより、アスリートの競技での開始姿勢に近い静止位置を指定できます。
例えば、砲丸投げの選手のためには、パワーラックのセーフティバーをハーフスクワットとクォータースクワットの中間にセットすれば、砲丸投げのデリバリーからリリースまでの運動を再現できます。
また、パワーラックのセーフティバーやジャークブロックを用いて予め高さを設定しておくことは、アスリートが、CMを全く使わずにSJを行えるようにする方法でもあります。
SJの向上をもたらすエクササイズの応用に関して極めて重要な点は、開始姿勢で静止した後、トリプルエクステンションを伴う最大短縮性筋活動を行うことになります。
どのようなものであれCMが含まれていると、そのトレーニングの適応と分類はSJからCMJに変化します。
引用・索引Various Jump Training Styles for Improvement of Vertical Performance
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