Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Horn physio,柔道整復師,NASM-PES,NSCA-CPT。

骨折が治るまで

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こっせつが治るまで

骨折をしてから骨の修復過程です。

炎症期

炎症期、最初の過程がスムーズに進むことがとても大切です。

①血腫形成

骨折して骨髄、骨皮質、骨膜などに存在する血管から出血や周りの軟部組織からリンパ液の遊出によって骨折部の周辺に血腫を形成します。

 

骨折部の出血は約24時間で出血し、凝塊を形成し骨折端部を満たします。この炎症期は仮骨を形成していく過程でとても重要であり、この24~48時間までの間に骨折治りを運命づけるともいえます。

②炎症細胞・線維芽細胞の浸潤

24~48時間を過ぎると軟部組織の腫脹は増大します。

 

外傷性の炎症は続き、膠原繊維が組織の中に浸透していき器質化が始まります。

 

器質化とは血腫の中の好中球やマクロファージによって壊死した細胞などを飲み込み吸収していく現象です。

 

だいたい数日から2週の期間でおこなわれていきます。 

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 修復期

数週間が過ぎると修復期に移行していきます。

③肉芽組織形成

壊死した組織は吸収されて、毛細血管の新生によって血腫内に肉芽組織を形成します。

④仮骨形成

線維性の軟性仮骨で連結され、この組織にカルシウムなどが沈着し骨化が進み、硬性の骨化となります。

 

形成された仮骨は成長して、両骨折端が連結します。

 

骨化が過剰に進む為、レントゲン上では骨が太くなったようにみえますが、強度は強くありません。

リモデリング期(再造形期)

形成された線維性の骨が強固な層板骨へと置き換えられます。

⑤骨の再造形

破骨細胞による、骨吸収と、骨芽細胞による、骨形成を繰り返し骨の強度を強くし、仮骨量の減少とともにもとの日常に有利な形態の骨構造へと修復していく過程です。

 

リモデリング期は、数カ月から数年を要します。 

 

骨癒合日数は確定できるものではなく、単に骨が硬化する日数で、仮骨硬化期までのことで、機能回復にはさらにおおくの日数を必要とします。

 

炎症期からリモデリング期の中で①~④は、はっきりとした期間はなく重複し次の過程へ移行していきます。

 

骨折の治癒過程で骨の周りの軟部組織の働きもとても大きくかかわってきます。

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骨折・脱臼

骨折・脱臼

 

 引用元:柔道整復学P41.42、病気がみえるvol.11運動器・整形外科P317

 

中島恵