青少年におけるスポーツ傷害
傷害予防の方策
青少年における傷害の一時的な、また生涯にわたるマイナスの影響を考慮すると、そのようなマイナスの結果を避けるためには、青少年期の早い段階で傷害予防の方策を立てて実施する必要があります。
青少年アスリートのスポーツ傷害は成長と発達、低い体力レベル、不十分な身体準備、低い運動能力、および基本的な運動スキルの不足などに関連性があります。
したがって、青少年アスリート、特に状況に左右されやすいチームスポーツでは、最適なレベルのコンディショニングと神経筋コーディネーションは、必ず取り組まなければならない要素になります。
さらに、青少年アスリートにおいて最も修正可能なリスク因子は、競技スキルを実行中の異常な運動パターン(着地動作における膝の動的外反など)になります。
神経筋コントロール
通常、望ましい運動パターンからの逸脱は不十分な神経筋コントロールに関連しています。
最新の研究では、スポーツ関連傷害にかかわる神経筋のリスク因子は、効果的な統合的神経筋トレーニング(INT:Integrative Neuromuscular Training)プログラムを通じて修正可能であり、青少年アスリートの傷害頻度を直接低下させることが示唆されています。
このINTは、傷害に対する抵抗力の向上と競技スキルや運動パフォーマンススキルの強化を目標としたトレーニングプログラムが必要であり、それには、一般的また特異的なストレング&コンディショニングの課題も含まれます。
最適な神経筋トレーニングプログラムとは何かに関する一致した見解はありませんが、そのようなプログラムを傷害予防に活用することを支持するエビデンスも少ないですが存在します。
引用・索引School of Health and Sports Sciences Universitat de Girona Salt Catalonia Spain46-47
Neuromuscular Training Warm-Up: Junior High School video
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