筋疲労とスポーツ傷害
筋疲労への抵抗力
青少年アスリートアスリートのトレーニングに関する最後の注意事項は、彼らの筋疲労に対する抵抗力であり、高強度の間欠的エクササイズ中の回復力になります。
思春期直前の子どもたちは1回から数回の反復的高強度運動に対しては、思春期の若者や成人よりも急性疲労に対する抵抗性があります。
正確なメカニズムは知られていませんが、子どもの筋量は成人よりも少ないため、高強度エクササイズ中に発揮するパワーの絶対値も低く、さらに思春期が始まって以降は、高強度の間欠運動中の疲労抵抗性には、成熟度と性別の重要な相互関係があります。
各々の疲労耐性とは
思春期の男子は成人男性よりも疲労耐性が大きいのに対し、思春期の女子(思春期半ば14~15歳)と成人女性の間には差がないことが明らかになっています。
したがって、INTプログラムにおいて、青少年は成人に比べると、疲れた状態でもより大きなレベルの神経筋コントロールを発揮することができると思われます。
しかし、青少年がトレーニング中に激しい疲労状況でも適切な運動制御の方法を用いることを保証するためには、成人より長い回復時間が必要であると思われます。
子どもは成人に比較してより大きな急性疲労に抵抗できますが、その一方で、青少年期に蓄積された疲労の潜在的なリスクを注意することが重要になります。
引用・索引School of Health and Sports Sciences Universitat de Girona Salt Catalonia Spain46-47
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