神経筋とバランス
下肢の神経筋の非対称性
下肢の神経筋系の非対称性は傷害と結び付けられ、受傷の再受傷の危険のあるアスリートを検出するための予測ツールとして用いることができます。
健康なアスリートにみられる下肢の非対称性は正常ではありますが、両脚の筋力とパワーの差が傷害リスクを高める閾値は10~15%であることが研究により示唆されています。
下肢の筋力、コーディネーションの非対称性
同様に片脚での垂直跳びにおいて、両脚の差が<15%であることが青少年期の生理学的基準とみなされます。
注意すべき重要な点として、下肢の筋力やコーディネーションおよび姿勢コントロールの非対称性は、特に青少年期においては、男性アスリートよりも女性アスリートに起こりやすくなります。
リスクの高いアスリートを識別するために、神経筋系の非対称性を検出し追跡するべきであり、また非対称性に対処し潜在的な傷害リスクを低減するための正しい方法を方向づけることも必要になります。
引用・索引School of Health and Sports Sciences Universitat de Girona Salt Catalonia Spain46-47

NSCA 高校生のための体力トレーニングマニュアル ≪写真と動画でよくわかる!≫
- 作者:NSCA ジャパン
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 2019/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

ウイダーストレングス&コンディショニング エクササイズバイブル
- 作者:ウイダートレーニングラボ
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2011/08/18
- メディア: 単行本