基礎的運動スキル(FMS:Fundamental movement skill)
INTでは、最初に基礎的運動スキル(FMS:Fundamental movement skill)を身につけることによって、パフォーマンスの土台を作る必要があります。
FMSは運動の基本単位であり、通常、移動運動(走る、ジャンプ、ホップなど)、操作すなわち物体のコントロール(キャッチ、投動作など)、および安定性スキル(バランスをとる、捻るなど)のカテゴリーに分けられます。
これらのスキルは競技特異的な運動(テニスのサーブ、ゴルフのスイング、バスケットボールのドリブルなど)を含む一層複雑な活動に必要な土台となります。
青少年期の身体活動はエネルギー消費の増大に寄与しますが、より重要なことは、FMSの十分な蓄積をもたらすことになります。
基礎的運動能力(FMC:Fundamental movement competence)
FMSは基礎的運動能力(FMC:Fundamental movement competence)ともいわれます。
FMCを高める活動を経験する機会に恵まれない子どもたちは、思春期にあまり活動的ではないため、成人後も非活動的なライフスタイルが週間化する傾向にあります。
FMCは青少年が多くの団体競技や個人種目に参加するために必要となる特別な運動シーケンスの達成を可能にします。
したがって、FMCと身体活動の間には相互依存的な関係が存在すると推定できます。
またFMCは身体能力を高め、身体に関連のある傷害のリスクを低減します。
引用・索引School of Health and Sports Sciences Universitat de Girona Salt Catalonia Spain46-47