サッカー選手のパワーに与える要因
パワーに影響を与える要因としては、筋肉および筋間のコーディネーションと最大筋力、さらにSSCを構成する様々な構造的、神経的要素が含まれます。
したがって、パワーは本質的な多面的な能力であり、トレーニングには多面的なアプローチが必要になります。
爆発的レジスタンストレーニング
このトレーニング様式は、例えば、スローやジャンプのように、短縮性活動の最終時点で外部抵抗を取り除く(投げ出すか解き放つ)ことが特徴になります。
これにより、負荷がより長時間加速され、結果的により高速が達成されます。
爆発的レジスタンストレーニングでは、短縮性のみの活動と伸張性-短縮性活動の両方のバリエーションを行うことができますが、素早い伸張-短縮活動を組み合わせたエクササイズはパワーの向上に必須となります。
仮説では、各レップは、ピークパワーまたはピーク速度の90%以上で行うべきとされます。
しかし、Cronin&Sleivertの報告によると、一連の負荷を用いたトレーニングであれば、どの負荷がピークパワーをもたらすかにかかわらず、実際に良い結果をもたらす可能性が高いとされています。
ウェイトリフティング
ウェイトリフティング(スナッチとクリーン&ジャーク)は主に短縮性筋力の発揮に適しています。
これらの運動は、垂直面で比較的重い負荷を爆発的な挙上方法でコントロールします。
したがって、爆発的なレジスタンストレーニング様式よりもはるかに大きな相対負荷を用いて、発揮パワーの最大化が図れます。
実際、オリンピックスタイルリフティングは、どのようなエクササイズ様式よりも大きなパワー出力をもたらすことが報告されています。
Cronin JB and Sleivert G. Challenges in understanding the influence of maximal power training on improving athletic performance. Sports Med 35: 215–234, 2005.
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