Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

カウンセリングによる障害予防とは(オーバートレーニングの兆候を認識すること、オーバーユース障害に注意を払うこと、思春期半ばまでは、1種目の競技に特化しないことなどが必要になる)

思春期の女子アスリートの傷害予防

適切なカウンセリングによる障害予防

若いアスリートのトレーニングパターンおよびその後の傷害リスクに関するこれまでの評価を通して、将来的に活用できる、エビデンスに基づく助言による傷害予防のモデルを開発できる可能性があります。

 

オーバートレーニングの兆候を認識すること、特にリスクの高いアスリートのオーバーユース障害に注意を払うこと、思春期半ばまでは、1種目の競技に特化しないことなどが適切なカウンセリングには必要になります。

 

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 介入カウンセリングのそれぞれの方策

若年アスリートを対象に、現に実施している介入カウンセリングの方策の一部を示し、推奨強度の分類(SORT:Strengh of Recommendation Taxonomy)によるエビデンスレベル(Aが高くCが低い)を併記します。

 

・レギュラーシーズン前および/またはシーズン中の傷害予防に重点を置いたコンディショニング&フィットネスプログラムに参加する。(SORT A)

 

・団体競技の練習と競技特異的なトレーニングやコンディショニングおよび試合から、少なくとも週1回は休みをとる。(SORT C)

 

・ひとつのシーズン中にはひとつの競技種目に参加し、参加(練習+試合)が週5日以上にわたるような様々な種目や複数のチームに参加することは避ける(例えば、高校の部活の水泳だけを行なう、同一シーズンに部活の水泳とクラブチームのバスケットボールを行わない)。(SORT C)

 

・ある種目の試合からは、1年を通じて少なくとも3ヶ月の休養をとる(必ずしも連続して取る必要はない)。(SORT C)

 

・ある種目に参加したシーズンの終了後、少なくとも1ヶ月の休養をとる(例えば、水泳のシーズンが1月に終了した後、1ヶ月の休みを取ってから春の野球のシーズンに参加する)。(SORT C)

 

・思春期の中期または後期まで、ひとつの競技種目だけに特化しない。(SORT B)

 

・団体競技(トレーニング、練習、試合など)の週ごとの合計期間が、娯楽としてのスポーツを行なう時間(休み時間や放課後の友人とのバスケットボールなど「自由な遊び」とみなされるスポーツ)の2倍を超えてはならない(例えば、休み時間や放課後にクラスメートとバレーボールやバスケットボールを6時間行なう場合、サッカーチームに参加する時間は10時間までとする)。(SORT B)

 

・団体競技の週ごとの合計時間(トレーニング、練習、試合など)は、子どもの年齢と同じ時間数かそれより少ない時間とする(例えば、12歳の子どもがサッカーに参加する場合のトレーニングと練習と試合をすべて合わせた時間は、通常、1週間に10時間までとし12時間を超えてはならない)。(SORT B)

 

・団体競技の活動時間(競技+ジム)は、週16週を超えてはならない(コンディショニング、トレーニング、練習、試合など団体競技に関連するあらゆる活動を含む)。(SORT B)

 

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引用・索引Brenner JS; COUNCIL ON SPORTS MEDICINE AND FITNESS. Sports specialization and intensive training in young athletes. Pediatrics 138: e20162148, 2016.


Sport psychology - inside the mind of champion athletes: Martin Hagger at TEDxPerth