Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

プロサッカーにおいてシーズン中は維持か向上か?(シーズン中の負荷設定によっては、疲労のレベルを高める可能性があり、試合に向けて回復に悪影響を及ぼすおそれがある)

シーズン中の筋力は維持か向上か

維持か向上か

シーズン中は筋力とパワーのパフォーマンス低下がみられます。

 

その原因のひとつに、異化状態の亢進と、筋量の低下が考えられます。

 

また、急性、そして慢性の疲労が筋力トレーニングの効果を低減していると考えられることから、有酸素性コンディショニングとの同時トレーニングの干渉作用も影響していると考えられます。

 

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頻度

ジムで行なうトレーニングセッションは多くの場合、試合のスケジュールに左右されます。

 

先行研究は、レジスタンストレーニングを週に複数回実施するほうが、優れた結果が得られることを示唆しています。

 

しかし、Ronnestadらは、筋力と40mスプリントのスピード週1回のみのトレーニングセッションで維持することが可能であるが、トレーニング頻度を2週に1回に減らすと能力が低下すると報告しています。

 

Alvesらも、サッカー選手における週1回と週2回のトレーニングセッションを比較したところ、5mおよび15mスプリントのタイムとスクワットジャンプの向上に有意差は無かったと報告しています。

量と強度

最大限の筋力向上を得るのに必要な負荷は80%1RM以上であると報告しています。

 

しかし、シーズン中の負荷は注意が必要であり、その理由としてエクササイズをこれ以上続けられなくなるまで行なう処方は、疲労のレベルを高める可能性があり、試合に向けて回復に悪影響を及ぼすおそれがあります。

 

多量の負荷(例:多くのセット数とレップ数)も、高強度の負荷(1RMに近い負荷を用いて、レップ数とセット数は抑える)に比べて疲労を増大させる可能性があるため、処方を避けるべきです。

 

パワートレーニングは多角的な性質を有することから、力−速度曲線の全体を強化するには幅広い負荷を用いる必要があります。

 

バリスティックエクササイズの場合は0〜50%1RM、ウェイトリフティング系エクササイズの場合は50〜90%1RMを処方します。

 

プライオメトリックトレーニングの場合は、エクササイズの強度と複雑さにより決まります。

 

例えば、両脚ではなく片脚ジャンプ、ボックスではなくデプスジャンプを実施するとセッションの強度は高くなり、疲労のレベルも上昇します。

 

プライオメトリックトレーニングの負荷を適切に処方し、疲労にならない範囲で最大限の効果を引き出す方法として、選手の動作の質(跳躍高や動作速度)を目安に用いることが推奨されます。

 

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引用・索引Handziski Z, Maleska V, Petrovska S, NikolikS, Mickoska E, Dalip M, Kostova E. Thechanges of ACTH, cortisol, testosterone andtestosterone/cortisol ratio in professional soccerplayers during a competition half-season. BratislLek Listy 107: 259–263, 2006.


Muscle Loss and Aging