Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

女子サッカーにおけるGPSの利用(GPS分析は、モニタリングやトレーニングに役立つ他、トレーニング目標が達成されていないことをコーチやトレーニングスタッフが知る手がかりとなる可能性がある)

GPSトレーニング

GPSトレーニング

GPSは、トレーニングにおける動作パターンの追跡と分析を可能にします。

 

トレーニングは多くの場合、スタジアム以外で行われ、また実施回数が多いため、ビデオ分析には時間を要します。

 

Maraらは、エリート女子サッカーチームのトレーニングを1シーズン全体にわたって分析したところ、プレシーズンからシーズン終盤にかけて総移動距離が低下していることから(6.646±111mから4604±110m)、仕事率は低下したと推測されています。

 

これは試合のスケジュールに伴いトレーニング要求が低下するとの予測に合致しますが、実際には、加速とスプリントパフォーマンスも同じくシーズンを通じて低下したことが、定期的なパフォーマンステストによるモニタリングを通じて明らかになっています。

 

トレーニング要求と身体パフォーマンステストの諸指標、および競技シーズンを通じたそれらの変数の相互作用について理解を深めることが、女子競技に効果的なピリオダイゼーション計画を作成する上で役立つと考えられています。

 

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 女子サッカーにおけるGPSの活用

Tanらは、女子プロサッカーのフィールド選手(n=7)とゴールキーパー(n=3)を対象に、トレーニング要求と潜在性の貯蔵鉄欠乏に関連する溶血との関係について調査しました。

 

GPS分析の結果、フィールド選手はゴールキーパーに比べて移動距離が有意に長く(p=<0.05)、高速での移動時間が長かったにも関わらず、トレーニングがフィールド選手とゴールキーパーに引き起こした溶血反応に差はありませんでした。

 

この結果は、ゴールキーパーに特異的なトレーニング要求、すなわちプライオメトリックやペナルティーエリア内での加速、タックル、およびゴールをセーブする際の頻繁な着地など溶血を引き起こしていること示唆しているものです。

 

GPS分析は、モニタリングやトレーニングに役立つ他、トレーニング目標が達成されていないことをコーチやトレーニングスタッフが知る手がかりとなる可能性があります。

 

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引用・索引Tan D, Dawson B, Peeling P. Hemolyticeffects of a football-specific training sessionin elite female players. Int J Sport PhysiolPerform 7: 271–276, 2012.


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