サッカー選手の身体活動
UMTT(最大有酸素速度)
試合中の選手の身体活動は一定であり、この点においてはUMTT(最大有酸素速度)のような連続的ランニングテストは適切ですが、動作の方向とペースは厳しいランニング、ジョギング、ウォーキング、そして完全な休息にわたって頻繁に変化します。
Ramsbottomらは、20mの漸進的シャトルラン(20mの距離に置かれた2つのマーカーの間を走るスピードを漸進させる)と、呼気を採取してVO2maxを直接測定する実験室でのトレッドミルテストを比較しました。
その結果、2つのテストにはr=0.92(SEE=3.5ml・㎏-1・min-1)の相関関係があることが見いだされました。
しかし、Metaxasらは、同様のシャトルランテストを、後述の間欠性シャトルランテストや実験室でのトレッドミルテストと比較した結果、連続的シャトルランランテストは最も低いVO2max(p≤0.05)を示し、間欠性シャトルランテストと比べると10.5%(p≤0.05)、間欠性トレッドミルテストと比べると13.3%(≤0.05)低いことを見出しました。
ヨーヨー間欠性テスト
サッカーに特異的な20mシャトルランテスト、いわゆるヨーヨー間欠性テストはBangsboらによって開発され、1994年に発表されました。
ヨーヨー間欠性テストは、前述のRamsbottomらによって取り上げられたテストと同じものですが、被験者に20mを走らせた後(往復した後)に回復時間を設けます。
最も低いレベルでは、20mを1回走るのに10秒与えられます。
引用・索引A One-Day Field Test Battery for the Assessment of Aerobic Capacity Anaerobic Capacity Speed and Agility of Soccer Players

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