サッカーにおけるスピードとは
最大スピードの分析
最大スピードの分析には様々なテストが利用されていますが、20~40mの直線距離をスプリントさせることが多くなります。
加速力を考慮する必要がない場合は静止スタートで測定されますが、これはフィールド競技の動作に特異的ではないため、最大スピードは「ローリング」スタートで測定されることが多くなります。
測定機器の利用が可能であれば、テストの効率化のために、1回の試技において10m地点とゴール地点の2か所でタイムを計り、加速力と最大スピードを測定するのがよいとされています。
測定ゲートは、スタート地点にペダルスイッチを設け、選手の自然なスタート姿勢に合わせて後ろ足で踏むように設置します。
選手の身体の一部がスタートラインを越えたとき、あるいは選手の後ろ足がぺダルから離れたときが、テストの開始となります。
スプリントは3回実施し、1回ごとに最低5分間の休息をはさみ、加速力と最大速度の最高タイムを記録します。
サッカー選手の10mスプリントの平均タイムは1.85秒になる
Jullienらによると、若年の成人男性サッカー選手の10mスプリントの平均タイムは1.85秒になります。
Le Callらは、国際レベル、プロレベル、アマレベルのいずれに達しているかに応じてグループ分けされた161名の男性選手(14~16歳)を分析し、10mのスプリントの平均タイムは1.96±0.10秒~1.82±0.10秒であり、20mスプリント(ローリングスタート)の平均タイムは2.57±0.15~2.34±0.13秒になりました。
引用・索引A One-Day Field Test Battery for the Assessment of Aerobic Capacity Anaerobic Capacity Speed and Agility of Soccer Players

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