Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

脚のリカバリーは、次のストライドに向けて素早く姿勢を変えることを可能にするのか?(遊脚期中の脚の動作スピードを増加させると、次の接地が早く発生しうるために、水平変位率が総合的に増大するとされている)

脚のリカバリーとスプリント

脚のリカバリーは、次のストライドに向けて素早く姿勢を変えることを可能にするのか?

脚のリカバリーとスピード

遊脚期の脚のリカバリーがスピードにとって重要になります。

 

ストライドサイクルは2つの局面に分けられます(遊脚期と支持期)。

 

支持期とは足が地面に接地しているときであり、遊脚期とはつま先が地面を離れたときから対側の脚による次の支持期の開始までを指します。

 

支持期中に大きな水平パワーを生み出し、遊脚期中に脚を素早くリカバリーすることが重要になります。

 

したがって、どちらの局面も直線スプリントの最大スピードにとっては重要になります。

 

www.nakajimabonesetter.com

優れたスプリント能力

優れたスプリント能力に欠かせない要素として脚のリカバリーを上げます。

 

脚のリカバリーは、次のストライドに向けて素早く姿勢を変えることを可能にすると信じられています。

 

言い換えると、遊脚期中の脚の動作スピードを増加させると、次の接地が早く発生しうるために、水平変位率が総合的に増大するとされています。

 

この仮説は一流スプリンターを対象とするコーチの逸話的経験の蓄積によって、何年にもわたって強化されてきました。

 

しかし、ストライド頻度の増加がスプリント能力を向上させることを支持する証拠は動物モデルに限られています。

 

人間の場合、遊脚期の持続時間はスピードが変化しても一定であり、重心の垂直変位の継続時間に伴って変化することも示されています。

 

実際、四肢の姿勢を素早く変えることは、スプリントスピードを最大化させるために必要な支持期における力積の低下をもたらし、最終的には全体的パフォーマンスにマイナスの影響を及ぼします。

 

以上のことから、遊脚期の短さがスプリントタイムの短縮をもたらすという考え、あるいは遊脚期はトレーニングによって改善されるという考えを支持するエビデンスは存在しないと考えられます。

 

www.nakajimabonesetter.com

 

引用・索引School of Kinesiology and Health Science York University Toronto Ontario

ストレングストレーニング&コンディショニング[第4版]

ストレングストレーニング&コンディショニング[第4版]

  • 作者: 篠田邦彦,岡田純一,G. Gregory Haff,N. Travis Triplett
  • 出版社/メーカー: ブックハウス・エイチディ
  • 発売日: 2018/01/30
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

NSCA 高校生のための体力トレーニングマニュアル

NSCA 高校生のための体力トレーニングマニュアル