インスリンとタンパク質同化
インスリンがヒトに与える影響
インスリンがIGF-1レセプターのリン酸化(そしておそらく活性化)を刺激することが知られており、運動はこれに影響しません。
インスリンがヒトにおけるMPSの調節を担っている唯一のものだとすると、これらのデータは、IGF-1が、たとえあるとしても、レジスタンスエクササイズに起因するMPSの増大への効果は最小であることを示唆してます。
事実、高齢女性における年間のIGF-1の動態と、骨もしくは体組成について顕著な関係性はありません。
外因性のテストステロンとは
よく取り上げられる不正確な、ホルモン仮説を支持する主張としては、外因性の同化剤としてTが摂取されるときに有効性が示される、というものです。
しかしながら、T(テストステロン)の薬理学的服用(もしくは薬理学的抑制)と運動後のほんの一時的かつ比較的ごく少量のTの増加との間には、きわめて重要な違いがあります。
例えば、若い男性が週当たり600mg、10週間にわたってTを与えられた場合、総T濃度は500ng/dlから3,000ng/dlに増加し、筋量と筋力が増大しました。
さらに、性腺機能の低下した高齢男性(60歳かそれ以上の年齢)においてTを投与した研究によれば、筋タンパク質の合成が高まりました。
日内変動の範囲における運動誘発性のT濃度の増加と外因性の投与によりみられる濃度変化は、その量(薬理学的投与量の1/10~1/100)、および増加時間(概ね30分程度vs薬理学的投与モデルに依存する一定上昇レベル)において、単純に比較することは難しいとされています。
引用・索引West,D Burd N Churchward Venne T Camera DMitchell C Baker S Hawley J Coffy V and Phillips S Sex based Comprarisons of myofibrillar protein synthesis after resistance exercise in the fed state Journal of Applied Physilogy112:1805-1813.2012

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