ヨーヨー間欠性テスト
YYIEテストとYYIRテストの信頼性と妥当性
Dupontraらは、YYIEL1(ヨーヨー間欠性持久力テスト)中に収集されたVO2peakの値と、UMTT中にトレッドミルテスト中に測定されたVO2maxの値との間にはいかなる有意差も存在せず、両者は有意に相関していること(r=0.92、p<0.001)を見出しました。
また、YYIEL1中に達成されたVO2maxとピーク速度が有意に相関していることも見出されました(r=0.61、p<0.05)。
YYIEテストとYYIR(ヨーヨー間欠性回復力テスト)は、どちらも信頼性と精度が高く、再現可能なテストであり、サッカーの競技特性、ならびにスポーツにおける選手の身体能力の詳細な分析を可能にすることが、研究者たちによって保証されています。
ヨーヨー間欠性テストのレベルとタイプは、選手に応じて選択するとよく、YYIEテストは有酸素性能力に関係が高く、YYIRテストは有酸素性能力にも無酸素性能力にも関係しています。
YYIEテストとYYIRテスト
若年選手やアマチュア選手には、YYIEテストのレベル1を経験させてから、レベル2へ進ませることが推奨されています。
高強度でも何度も走ることが可能なエリート選手には、YYIRテストのレベル1またはレベル2を実施することが推奨されます。
近年のサッカー選手のVO2peakは約200ml/㎏-0.75min-1であることが示されています。
引用・索引A One-Day Field Test Battery for the Assessment of Aerobic Capacity Anaerobic Capacity Speed and Agility of Soccer Players

- 作者: 山地啓司
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