Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

最大身長速度(PHV:Peak Height Velocity)とオーバーユース(PHVに達していない子供達に対して疲労困憊するような練習を繰り返すことは、怪我の発生率を高め、運動学習効果の低下にもつながる)

最大身長速度とオーバーユース

PHVに達していない子供達に対して疲労困憊するような練習を繰り返すことは、怪我の発生率を高め、運動学習効果の低下にもつながる

オーバーユース障害

練習の量や強度が増加すると、オーバーユース障害に加えて急性の外傷発生率も高くなることが示されています。

 

日本のジュニアスポーツの多くは、ボランティア指導者によって担われているのが現状であり、多くのボランティア指導者は、自らの経験に基いて指導を行っている場合がほとんどであり、資格や特別な知識、あるいはテクニックをもっていることは稀です。

 

実際、ジュニアスポーツにおける多くの怪我は、このようなボランティア指導者による不適切なテクニックやコンディショニング方法によってもたらされていることが報告されています。

 

指導者の誤った考え方や不適切な指導方法が子供の怪我の原因になっていることを再認識する必要があります。

 

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ウォームアップ

プロ野球のある球団のファーム(2軍)における練習は非常に厳しく、若手をしっかりと鍛え上げているといいます。

 

その球団の練習を観察すると、ウォームアップが毎日1~1.5時間行われています。

 

スポーツをする上でウォームアップは重要なことですが、このウォームアップが終わった時点で、選手達はすでに疲労しています。

 

これはウォームアップというより、体力トレーニングに位置付けられ、そして、このウォームアップ後にチーム練習が長時間続くことになりますが、疲労した状態でメイン練習は怪我の発生が強く予測されます。

 

このようなプロチームの手法を参考に同様な方法を導入しているジュニアスポーツ指導者は少なくありません。

 

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ジュニア選手におけるウォームアップ

ジュニアスポーツにおいては、プロ野球のようにある一定の体力レベルに到達しているわけではなく、子供の体力レベルにかなりばらつきがあるため、疲労を招くようなウォームアップは行わないほうがよいと考えられます。

 

ウォームアップはゆっくりと徐々に強度を上げ、筋温が定常状態に達するよう少なくとも10分は行う必要があります。

 

ウォームアップ終了後には必ず3~5分程度の休息を設け、回復を図った後にチーム練習を開始することが推奨されます。

 

ウォームアップ以外のメイン練習や体力トレーニングにおいても、最大身長速度(PHV:Peak Height Velocity)年齢に達していない子供達に対して疲労困憊するような練習を繰り返すことは、怪我の発生率を高めるだけではなく、運動学習効果の低下にもつながり可能性があります。

 

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ジュニアスポーツにおけるオーバーユース障害因子

内的因子 解剖学的なアライメント異常、既往歴、コンディショニング不良、成長度合、生理不順など
外的因子 不適切な練習方法、不適切なテクニック、過度のプレッシャー、不適切な用具(スパイクやシューズ)、表面(人工芝、天然芝、土、コンクリート)の不適合など

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引用・索引Marsh D(2010)Little league elbow:Risk factors and prevention strategies Strength and Cond J.32(6):22-37

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