濃度と吸収の違い
水分は胃で吸収されず、ほとんどが腸で吸収されるので、できるだけ胃を速く通過し、腸に達するような飲料を選ぶ必要があります。
水分補給のポイントはどれくらいの量を飲めるかというよりは、飲んだものがいかに速やかに胃を通過することができ、体内に吸収されるかになります。
この胃から腸へと摂取した飲料が排出される速度(胃内容物排出速度)に影響を及ぼす要因としては、飲料物の量と温度、運動の強度、飲料に含まれている糖質や電解質などの基質の濃度(モル濃度)によって決定される浸透圧になります。
特に、飲料中に含まれている糖質濃度が高いほど胃に水分が貯留する時間が長くなり、腸での吸収が遅くなります。
また、エネルギー量が同じなら、溶液中の粒子数(モル濃度)より少ない糖質の方が吸収が速いことが知られています。
http://nakajima-bonesetter.com/blog/post-5853
グルコースと浸透圧
飲料の濃度が濃すぎると、浸透圧が高くなり(高張液)、水分が体液から腸内へと移動して、飲料を薄めようとするので、水分は吸収されません。
飲料の濃度が体液の濃度より、低い場合(低張液)には腸から水分が吸収されます。
糖質と水分の利用が最高のバランスになる飲料の糖質濃度は6~8%含まれているものです。
※500ml
Na高い、糖質、エネルギー・・・ゲータレード、ポカリ
吸収速い、Na濃度低い・・・アクエリアス
エネルギー、糖質多い・・・粉ポカリ
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水分補給(アスリートは、ホルモン分泌、アルドステロン系の刺激、交感神経、腎溶質と水分排出量の影響を理解することが重要)
水分補給とバゾプレッシン(水泳時には、水圧による昇圧反射がバゾプレッシン分泌を抑制する)
引用・索引アスレティックトレーナー教本
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