スピード系のトレーニング
ほとんどの競技および技術動作において、スピード系の要素は不可欠になります。
スピード系の動きには、その動作形態によってa)スピード、b)アジリティ、及びc)クイックネスに分類することが出来ます。
単に速く走り、速く動くだけでは効果的に改善することが出来ません。
動きのメカニズムを理解することと、限定因子として関与する体力要素の改善を考慮してトレーニングを行うことが大切になります。
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スピード、アジリティ、クイックネスにおける体力要素の相互関係
スピード、アジリティ及びクイックネスの限定因子として基礎体力要素および、専門的体力要素が関与しています。
また、筋収縮の切り替え(短縮と伸張)、反応時間、動作テクニックなどの動きのメカニクスの要素なども大きく関与します。
動作形態としては、循環運動と非循環運動に区別されます。
循環運動
同じ動きの繰り返し動作での
移動スピード
(例:陸上の短距離走、スピードスケートなど)
動作スピード
(例:自転車競技、ボート競技など)
上記の2つに分類されます。
非循環運動
クイックネス(一つの動きの瞬間的な速さ)の動作になります。(例:跳ぶ、打つ、投げる)
※循環運動に非循環運動を含んだ複合的スピードがアジリティ(オフェンス動作のカットイン、ドリブルの切り返しなど)になります。
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引用・索引ストレングス&コンディショニングⅠ理論編