小脳
小脳の主な機能は、運動のコントロールになります。
大脳皮質が「何をするか」というのに対し、小脳では「どのようにするか?」を担当しています。
動作の支援系と呼ばれ、運動の「協調性」「調整」「円滑性」に関係しています。
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小脳の4つの区分
①前庭小脳
系統的にもっとも古く、眼球運動および体幹の平衡調整に主として関係
②虫部
筋緊張、姿勢、歩行および身体の平衡調整に関係
③中間部
熟練運動とこの運動に関係する同側肢の筋緊張、姿勢の調節に関係
④半球
中間部と同様の動き(筋緊張と姿勢の調節には関与しない)
小脳は大脳皮質系との間にフィードバック関係(大脳小脳連関ループ)を有しているとともに、視聴覚系、前庭系、自律神経系などのほかの神経諸系統とも密接な連絡をしています。
※極めて複雑な経路が小脳を中心として存在しているために、一部に障害があっても代償のきくこと、また逆に障害等により出現する症状が単純ではありません。
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引用・索引 理学療法概論