体幹の固定機能としてインナーユニット(腹横筋、内腹斜筋など)が注目されていますが、競技スポーツにおいてはインナーユニットの固定性のみで動作を固定するのは非常に困難であると考えられます。
※大きい可動性と強い負荷にさらされる競技スポーツにおいてはアウターユニット(外腹斜筋、広背筋、大殿筋など)の活動が極めて強力で、その活動に対して同等の固定性がインナーユニットにも求められます。
インナーユニットの固定性が不足している場合、アウターユニットの固定力が動員され、これが動きの硬さや過緊張を生じさせると考えられています。
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インナーの固定力
アウターが本来の機能である運動の制御を遂行するためには、インナーの固定能力がより強固であることが必要になります。
※しかし、内腹斜筋、腹横筋の固定力が仙腸関節や椎間関節などに剪断力を生じさせるという報告もあり、ます。
上・下肢と体幹の連動においてアウターユニット自体のアンバランスにより姿勢や動作が崩れる場面も多く、実際、スポーツにおいて四肢の活動がその源となるために、四肢の出力バランスが崩れれば体幹のアライメントが影響を受けます。
※体幹の動的な固定能力は上・下肢との連動の中で機能しているという認識が重要です。
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引用・索引 スポーツ障害の理学療法
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