トレーニングと関係の深いホルモン
レジスタンストレーニングの第一の目的は筋の肥大と筋力の増強にあります。
筋の肥大との関連で男性ホルモン(アンドロゲン)、成長ホルモン、副腎皮質ホルモン、骨の代謝でカルシトニンや副甲状腺ホルモン、脂質代謝でアドレナリン、ノルアドレナリンなどが挙げられ、この他、とくに健康を考える上で、重要なもので血圧を調整するバソプレシン、ナトリウム利尿ホルモン、血糖を調整するインスリンなどがあります。
今回はトレーニングに最も関連の深いアンドロゲンと成長ホルモンについて説明します。
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アンドロゲン
主要なアンドロゲンはテストステロン(男性ホルモン)で、この構造を人工的に変えて筋肉などでの生合成(同化)作用を高めたものがアナボリック・ステロイドです。
これらのホルモンは脂質なので、筋線維の膜を通り抜け、細胞の中にある受容体と結合した後、遺伝子に直接結合してタンパク質の合成を高めます。
※遺伝子に直接的に働くということが非常に重要でドーピングの問題になっています。
成長ホルモン
脳下垂体から分泌されるペプチド(アミノ酸が連なっているもの)ホルモンです。
筋に直接作用されるホルモンですが、肝臓やその他の組織に成長因子(インスリン様成長因子-1 IGF-1)と呼ばれる物質を放出させ、そのIGF-1が筋の成長や肥大を促す場合もあります。
その作用は間接的で、細胞膜の表面にある受容体と結合し、肥大を引き起こすのに必要な数多くの化学反応の初期の過程を活性化します。
※遺伝子工学の発展により多量に合成されるようになったことと、直接検出できる形で尿中に排出されないので、ドーピングの主役となっており危惧されています。
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引用・索引 究極のトレーニング 石井直方
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