筋肉中の個々の筋線維内の周りには毛細血管が取り巻いていて、その両端はそれぞれ動脈と静脈につながります。
※筋肉中の中の血流は、筋内の収縮の仕方に依存して変わります。
上記のことがよく知られているのが筋力発揮のレベルと血流との関係です。
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運動と血流
トレーニングで繰り返し筋力を発揮するような場合、最大筋力の30%程度までは運動中の血流量が躊躇に増えますが、負荷を増し、もっと力を発揮すると、筋肉内圧の上昇によって静脈圧が増し、血流は減少していきます。
80%以上の力を発揮すると、今度は筋肉が血液を絞り出すような状態になり「局所性貧血」になります。
※中~高強度のトレーニングでは運動中、筋肉は貧血状態になっているのです。
一方、運動直後には筋肉の循環抵抗が大きく減少し、その結果一気に多量の血液が筋肉に流れ込む、過血流の状態になります。
※スクワットなどの直後に一過性に貧血症状が現れることがあるのは、このような過血流が下肢や体幹筋群に起こることにより、上半身の血流が減少するためと考えることができますが、筋肉の血流量の増大は、流入する血液(動脈流)と流出する血液(静脈流)の両方の増加により起こりますので、筋肉が「充血」するという意味ではありません。
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引用・索引 究極のトレーニング 石井直方
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