Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

筋力/加速度トレーニングの概念(ニュートン第二法則:加えた力が物体を加速させる為、力{F}は質量{m}×加速度{a}に等しい)

筋力/加速度トレーニングの概念(ニュートン第二法則:加えた力が物体を加速させる為、力(F)は質量(m)×加速度(a)に等しい)

パワーリフティング競技のトレーニング様式

パワーリフティング競技でよくみられるトレーニング様式は「加速度/筋力トレーニング」と呼ばれます

 

このトレーニング様式の要点は、力(F)は質量(m)×加速度(a)に等しいという法則を理解することが重要になります。

 

挙上中の質量は一定であるために、力は常に一定であるため、力は加速度に比例します。

 

※このトレーニング様式は、等式 F=maで表され、選手がリフティングの速度を上げれば、比例して筋力が増大するということになります。

 

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筋力/加速度トレーニングの概念

加速度(Acceleration)と速度(Speed)という用語を相互に入れ替えて用いることも多く、特定の例でいえば、ニュートンの第二法則はより一般的なF=maではなく、a=F/mと表すことができます。

 

これは等式を変換しただけであり、実質的には何も変化しません。

 

しかし、a=F/mと表すことにより、加えた力が物体を加速させるということがより理解しやすくなります。

 

このトレーニングの妥当性を確認する前に、重要な2点を明確にしておく必要があります。

 

  1. 第一に、力の大きさは垂直方向におけるバーベルの速度の産物(結果)ではなく、反対に、運動反応(加速度)は加えた力(原因)の結果である。
  2. 第二に、挙上スピード(速度)と発揮筋力の間には、実際に逆相関の関係が存在する。

 

これらの要点から想定されることは、最大または最大下の負荷を挙上している際、選手は最大努力を発揮しているということになります。

 

例えば、レジスタンエクササイズの動作を行う際には比較的速い速度で最大下の負荷を挙上するアスリートは、同じ人が同じ最大下の負荷を遅い速度で挙上する場合に比べて大きな力を発揮しているということです。

 

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力の大きさが大きければ大きい程、加速度も大きい

アスリートが中程度の負荷からさらに重い負荷にリフティングを漸進させるに従って、運動速度は低下します。

 

力-速度関係に従うと、この状況下では、高負荷を挙上する際には、より軽い負荷をより速い速度で挙上する場合に比べ大きな筋力を発揮できます。

 

人間の運動の根本を説明する正しい解釈は、「結果として生じる加速度は、加えた力の大きさに直接比例し、従って、力の大きさが大きければ大きいほど加速度も大きい」ということになります。

 

この運動の基本的な物理的法則は、筋力発揮を最大化するために、予め設定した時間枠の中で徐々に強度を増加させる期分けモデルを使って作成されたトレーニングプログラムが一層適切になるために重要になります。

 

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引用・索引Muriasits Z & Langley J.In-Season resistance training For High School Football Strength&Cond J 30(1):65-68 2008


Understanding Exercise for Strength & Endurance

ストレングス&コンディショニング〈1〉理論編

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  • 発売日: 2003/04/01
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