筋収縮は1本1本の筋線維の中にある筋フィラメント(アクチンフィラメントとミオシンフィラメント)が活動して起こります。
※ミオシンフィラメントの中にアクチンフィラメントが滑り込むことによって、筋線維の長さが短くなり、筋肉全体が収縮を起こします。
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神経インパルス
筋肉が収縮するためには最初に、神経を通じて命令が筋線維に伝えられることです。
命令は電気刺激(インパルス)の形で大脳皮質から各筋肉へと伝えられます。
大脳皮質の中でも創造性を司る前頭葉でインパルスが生み出され、これは「スポーツをしよう」「筋肉を動かそう」という意思によってもたらされます。
その後、、側頭葉にある運動野で主に運動プログラムが作成され、それがインパルスに変換され脊髄や運動神経等の神経系を通じ、各部位の筋肉に伝達されます。
筋線維内での内での現象
各筋肉にたどり着いたインパルスは、筋線維の束を包み込んでいる「筋膜」を通じて1本1本の筋線維に伝えられ、まず、その中にある「筋小胞体」に働きかけます。
すると、筋小胞体に含まれているカルシウムイオンが筋線維の内部に放出され、そのカルシウムイオンが化学反応を誘発します。
※化学反応とは筋線維内に含まれているATP(アデノシン三リン酸)という物質が、ADP(アデノシン二リン酸)とPi(無機リン酸)に分解される現象を指し、この分解過程でエネルギーが発生し、そのエネルギーが使われてアクチンフィラメントがミオシンフィラメントの中に滑り込みます。
神経インパルス~カルシウムイオン~ATPの分解、これらが筋収縮を生み出す重要な要素であり、このうちのどれかが1つでも欠けると筋肉は地下を発揮することができません。
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引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学
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