全面性の原則とは、簡単にいえばオールラウンドな鍛え方をするということです。
いろいろな機能をバランスよく高め、総合的な身体の発達を狙います。
わかりやすい例でいえば、あらゆる競技は局所ではなく全身の筋肉を駆使して行うもので、陸上選手が脚だけ鍛えればよいわけではなく、水泳選手が腕だけ鍛えれば良いということでは無いということにつながります。
※スポーツは全身の筋肉を駆使して行うもので、鍛える部位に優先順位があっても手落ちがあってはいけません。
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競技における全面性の原則
全ての運動能力(エネルギー供給機構)を高めるという点でも全面性の原則が当てはまります。
それぞれののスポーツ種目にはいわゆる種目特性があって、競技特性があって、競技時間が長いものと短いもの、大きな筋力発揮を要するものとそうではないもの、技術的要素が大きいものとそうではないものといったように様々です。
種目特性に応じてトレーニングの内容を決めていくのは当然のことですが、特定の要素だけに極端に偏ってしまうのはよくありません。
※短距離選手は無酸素性の能力を高めればよいかといえばそうではなく、有酸素性のトレーニングも必要で、マラソン選手は逆のことがいえます。
さらに忘れていけないのが、心理的要素、技術的要素、体力的要素の全てを鍛えることが大切になります。
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引用・索引 勝ちに行くスポーツ生理学
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