Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

医科生理学的ストレスはホルモン分泌と運動パフォーマンスに最大に影響する

 

医科生理学的ストレスはホルモン分泌と運動パフォーマンスに最大に影響する

 

在、医科生理学的的なストレス(stress)とは「生命の存続を脅かす刺激(群)とそれに対するACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌応答を包括的にストレスと呼ぶ(Ganong 1999)」とされています

 

ストレスの定義

https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3729

運動時間のストレス影響

運動強度がLT(乳酸閾値)より低ければ、20~30分程度の運動ではACTH/コルチゾールやカテコラミンなどのストレスホルモン関連の分泌は起こりません。

ストレスホルモンと運動

 

しかし、あらかじめ12時間の絶食(夜間)を行い、その後最大酸素摂取量の40%強度の運動を行わせると、開始2時間目から上記ホルモンの血中濃度がいずれも増加します。

 

このタイミングは個人差がありますが、低血糖が進行し3.3mMを下回る時間が上記ホルモンの閾値になります。

 

その際、ブドウ糖を補給するとこの分泌増加が消失することから、低強度・長時間運動におけるACTH/コルチゾールやカテコラミン分泌には低血糖が関与します。

低血糖

低血糖は、視床下部や脳幹(糖感受性神経)の興奮を経由し、視床下部質傍核を活性化することでCRH-ACTH分泌応答を促すと考えられています。

 

最近の研究で口腔内にブドウ糖あるいは炭水化物(人工甘味料は効果なし)を含ませて運動させるとパフォーマンスが増加することが明らかになりました。

 

口腔内には炭水化物を感受する受容体が存在し、脳内報酬系ドーパミン)や運動系を介する経路が関与する可能性が示唆されています。

 

他に長時間運動時の暑熱環境下では、脱水による血漿量の減少や浸透圧を低下させ亢進させるので、ストレス関連ホルモンの分泌を増加させると考えられています。

https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3278

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説