Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

糖と脂肪の特徴から運動時の利用のされ方を考える(運動強度が高いほど糖質の利用が高まる)

糖と脂肪の特徴から運動時の利用のされ方を考える(運動強度が高いほど糖質の利用が高まる)

糖質は利用しやすいが貯めるには適さない

糖質はご飯や砂糖、果物にある果糖等、種類は様々です。

 

最も単純な糖質は、単糖類といわれ、グルコース(ブドウ糖)がその代表になります。

 

スクロース(ショ糖)は二糖類といわれ、グルコースとフルクトース(果糖)が2つつながってできています。

 

※グリコーゲンは、グルコースがたくさんつながってできています。

 

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水に溶けやすい

糖質の特徴として水に溶けるということがあり、大きさも比較的小さいので運びやすく、代謝経路も比較的少ないので、エネルギー源として使いやすいということになります

 

※溶けやすいということは浸透圧も上げてしまいます。

 

糖質は体内でグリコーゲンという形で蓄えられますが、グリコーゲンとして蓄えようとすると浸透圧が上がるために水分が余計に必要になり、身体が重くなります。

 

浸透圧の問題は、糖質は体内に貯められないという理由につながります。

タンパク質にくっつきやすい

糖質はタンパク質にくっつきやすいという特徴もあります。

 

糖尿病は、血液中の糖質が異常に上がった状態(グルコース濃度(血糖値))です。

 

糖質はタンパク質にくっつきやすいので、血液中の糖質の濃度が異常に上がると、グルコースが血管壁に付着しやすくなり、このため、糖尿病になると血液が通りにくくなり、高血圧、眼底出血が起きる原因になります。

 

糖質は脳の唯一のエネルギー源であり、身体にとって必須なのですが、大量にあると貯めるには適さない物質といえます。

脂肪は貯めるには適しているが使うには様々な過程がある

脂肪は水に溶けない

脂肪は油なので水に溶けなく、たくさんあるからと身体の浸透圧を変えることはありません。

 

水に溶けない性質なので、体内で血液中を運んでいく時にはアルブミンというタンパク質に付着し運ばれていきます。

脂肪は効率よくエネルギーを貯めている

1kgあたりのエネルギーを考えると、糖質は1kgあたり4,000kcalなのに対して、脂肪は1kgあたり9,000kcalになります。

 

つまり、余分なものをそぎ落として、エネルギーを効率よく貯めているのが脂肪ということになります。

 

すぐ使えるエネルギー源として糖質があり、貯蔵に適しているエネルギー源として脂肪があるということになります。

 

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運動強度が高いほど糖質の利用が高まる

糖質からエネルギーを生み出す過程、つまり、グリコーゲンやグルコースがピルビン酸になり酸化される反応は、速く進めることができる反応になります。

 

運動して多くのエネルギーが必要になってくる(運動強度が高くなる)糖質の利用が総体的に高くなります。

 

※酸化させて生じるエネルギー量は、糖質のほうが大きく、具体的にいうと、1㍑の酸素を使って糖質を酸化するのであれば、5.5kcalのエネルギーが生じますが、脂肪の場合だと4.7kcal程度になる。

 

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引用・索引エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング (KSスポーツ医科学書) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2004/3/12 八田 秀雄 (著)9-11


IS-PM05 - High-carbohydrate or high-fat diets for optimizing training adaptation and performance?

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