スポーツパフォーマンステストの概要
主観的情報の収集と理解
アスリートの目標、運動能力、ニーズを探し出し、競技に参加できる状態かを確認します。
例:PAR-Q(Physical Activity Readiness Questionnaire)カウンセリング等。
運動をどの活動レベルから始められるかを確認します(※心肺機能障害がないかを確認するためにも実施)。
既往歴
カウンセリングは構造および機能を理解するうえで重要な情報であり、過去の傷害の原因となる機能不全・アンバランスを知ることもできます。
再発予防
- 足関節捻挫→臀部の弱さも原因
- 膝の靭帯に関わる障害→膝蓋大腿・大腿脛骨間のスタビリティ低下は足/股関節どちらの機能不全も代償する
- 腰痛→コアスタビリティの弱さ以外に、上/下肢の機能不全も一因
- 肩関節痛→腱板の弱さなどで肩のスタビリティ低下が起こる
手術歴
痛みや炎症から、神経筋コントロールが変化することがあり、適切なリハビリが施されなければ、機能不全を起こすことがあります。
例:帝王切開、盲腸切除で腹壁を切るなど
慢性疾患
既往歴を元に慢性的な症状を発見する必要があります。
例:高血圧、喘息、肥満、脂質異常症、糖尿病、心疾患、変形性関節症など原因の多くは生活習慣
薬の使用
投薬の有無と効用を確認します。
- 運動中に身体に影響を与える可能性がある
- 投薬に関する指示や意見は控える(医師、薬剤師の領域)
薬名 | 心拍 | 血圧 |
---|---|---|
β遮断薬(βブロッカー) | ↓ | ↓ |
カルシウム拮抗薬(CCB) | ↑⇔または↓ | ↓ |
硝酸薬 | ↑⇔ | ⇔↓ |
利尿薬 | ⇔ | ⇔ |
気管支拡張剤 | ⇔ | ⇔ |
血管拡張剤 | ↑⇔または↓ | ↓ |
抗うつ剤 | ↑または⇔ | ⇔または↓ |
引用・索引Transference of Strength and Power Adaptation to Sports Performance-Horizontal amd Vertical Force Production
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