Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

ジュニア野球選手の打撃動作をより洗練させるためには(スイングスピードと相関がみられるのが除脂肪体重である)

ジュニア野球選手の打撃動作をより洗練させるためには(スイングスピードと相関がみられるのが除脂肪体重である)

打撃動作の評価

投球動作と同様、野球における打撃動作は、バットを使用する操作系の動作になり、また、投手による投球が基本的に投げ手自身のタイミングで動作が開始されるのに対し、打撃動作においては、その投球に対する対応が求められることから、投球へのタイミングを含めた多くの調整能力が必要となります

 

さらに、投球が投げる位置やその投球速度などでパフォーマンスを評価できるのに対し、打撃動作においては、その結果(打球)に対する評価も一様でないことから、測定によってこれを評価することが難しいといわれています。

 

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除脂肪体重とスイングスピード

そうした中でも打撃動作に対する評価のひとつとして用いられ、体力要素が比較的強く関連するのがスイングスピードになります。

 

スイングスピードを向上させることは、打球速度や飛距離の向上といった打球への影響とともに、投球が投手の手を離れてからの認知情報処理に要する時間を確保できるといった点にも寄与する可能性が考えられますが、こうしたスイングスピードと相関がみられるのが除脂肪体重とされています。

 

除脂肪体重量、つまり筋量が増加するのがPWV(Peek weight Velocity:筋量の急激な増大がみられる時期)のタイミングであることからも、投球動作の技術向上を目指す場合と同じく、打撃動作をより洗練させるためには、こうした時期まで選手の成長を待つことが求められます。

 

よって、打撃動作においては、動作そのもの(構え方や振り方など)に対するアプローチ、対投手との関係にて求められる能力へのアプローチ、試合(競技)の中での戦略として必要な能力へのアプローチなどが求められますが、状況に応じてこれらを分析しながらも、特に思春期前の選手に対しては、より調整能力が求められ点へのアプローチを重視することが重要になります。

 

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引用・索引Aguinaldo AL and Chambers H. Correlation of throwing mechanics with elbow valgus load in adult baseball pitchers. Am J Sports Med 37: 2043-2048, 2009.

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