[caption id="attachment_12971" align="alignnone" width="654"] lifting weights[/caption]
アスリートの大きなパワーを発揮する能力は、ジャンプ、投擲、方向転換などを含む様々なスポーツ活動のパフォーマンスにおいて、成功に必要な基本特性の一つと考えられています。
多くの競技において、ごく短時間に大きな力を発揮する能力は、アスリートの総合的な筋力レベルと大きなパワーを発揮する能力に関連することが多いです。
高い力の立ち上がり速度(RFD)と大きなパワーを発揮する能力が、大抵のスポーツ競技において中核をなす重要なパフォーマンス特性であると示唆されています。
ジャンプ、方向転換(アジリティ)、スプリントなどのパフォーマンス競技には特に重要です。
アメリカのカレッジフットボールにおいては、筋力とパワーの特性が選手の所属レベルを決定つけていること、より筋力があり、よりパワフルなアスリート程、上級レベルのディビジョンでプレーしていることを明らかにしています。
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力学的パワー
最大発揮パワーの要因である主なトレーニング特性を理解するために、パワーの基本的な定義とそれを数学的にどの様に算出するかを理解しておくことが重要です。
力学的パワーはしばしば仕事率とも呼ばれ、力に速度を乗じることにより求められます。
パワー=仕事÷時間 パワー=力×距離÷時間 パワー=力×速度
これらの数式に基づくとアスリートの高いパワー発揮能力に影響を及ぼす2つの中心的な要素は、大きな力を素早く発揮する能力と高い収縮速度を発揮する能力であることは明らかです。
最終的にパワー発揮を高めようとするならば、次の3つの重要な要素を考慮しなければなりません。
筋力を高める
第一に総合的な筋力を最大限に高めることが基本的に重要。
RFD
第二に非常に短い時間で大きな力を発揮する能力を向上させることが重要。
運動単位の増員
第三に短縮速度の増加に伴い大きな力を発揮する能力を促進することが重要。
各要素の間に強力な相互作用が存在し総合的な筋力レベルが大きな力発揮を促進する主要な役割を果たします。
最大筋力と力の立ち上がり速度及び、最大パワー発揮能力の相互関係はこれらの間に有意な相関関係があることは様々な研究結果により裏付けられています。
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