Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

アルギニンと健康(2型糖尿において、血圧と血糖値を低下、インスリン感受性を高め、低糖質食中のタンパク質の異化作用を抑制する)

アルギニンと健康(2型糖尿において、血圧と血糖値を低下、インスリン感受性を高め、低糖質食中のタンパク質の異化作用を抑制する)

アルギニンとは

グルタミンとプロリンから合成されるアルギニンは条件付きでのEAA(必須アミノ酸)になり、アルギニンは近年、一酸化窒素(NO)の増大を宣伝し販売されているサプリメントに含まれています。

 

L-アルギニンにはタンパク質、尿素、クレアチニンの合成などを含む多様な生理学的役割を担うアミノ酸であり、異化作用によりアルギニンから細胞信号伝達物質であるNOなどが生成されるため、多くの注目を集めています

 

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一酸化窒素とL-アルギニン

一酸化窒素合成酵素(NOS)は内皮細胞におけるL-アルギニンの異化作用を起こし、NOとシトルリンに分解します。

 

その結果生じたNOは血管内皮を調節し、血管を弛緩、拡張し、L-アルギニンは、内皮細胞におけるNO産生の唯一の適切な基質になります。

 

※慢性疾患や傷害によりNOの産生が制限されることが指摘されています。

 

L-アルギニンのNOへの変換率低く(1.2%)、また血管拡張におけるNOの重要性が高いため、L-アルギニンの補給が血管機能を改善するかを調査するために複数の研究が行われています。

L-アルギニンと健康

健康サプリメントとしてのL-アルギニンの最初の調査は、進行している心臓血管系疾患を有するクライアント集団を対象に行われ、それらの論文から、L-アルギニンの補給が2型糖尿病クライアントにおいて、血圧と血糖値を低下させ、インスリン感受性を高め、低糖質食中のタンパク質の異化作用を抑制することが証明されています。

 

L-アルギニンはまた、狭心症のクライアントの運動能力を向上させる効果もあり、慢性心臓血管系クライアントの血流を増大させ、また高血圧のクライアントの血行動態に好ましい影響を及ぼし、VO2maxを高めることが知られています。

 

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引用・索引Alvares T,Conte C,PaschoalinV,Silva J,Meirelles C,Bhambhani Y,and Gomes P,Acute L arginine supplemention increases muscle blood volume but not strength performance.Appl Physiol Nutr Metab37:115-126.2012