脊椎の柔軟性と腰痛
脊椎の屈曲エクササイズは脊椎の機能的な柔軟性を高めるのに役立ち、それが腰痛(LBP)の発生を減らす可能性があります。
多数の研究により、矢状面での脊椎の柔軟性不足がLBPの発症増加に関連していることが明らかになっています。
レジスタンスエクササイズは、活発な形態の柔軟性トレーニングとしての役割を果たし、機能的な可動域内において関節の可動性の改善に役立つことがが知られており、脊椎屈曲エクササイズが矢状面での脊椎の可動性を高めることも明らかになっています。
柔軟性向上のメリット
レジスタンストレーニングに伴い向上した柔軟性は、結合組織の強度の増加、および神経筋コーディネーションの改善に起因します。
同時に、補助筋群の組織と腱組織をダイナミックに強化することは、LBPの原因として関連付けられるLBPお客の脊椎の過度な可動性を減少させる可能性があります。
したがって、ダイナミックな脊椎屈曲エクササイズを含む適切に作成されたレジスタンストレーニングプログラムは、LBPの予防効果があると主張することは妥当とされています。
しかし、1件の研究では、腰椎の柔軟性が椎間板の変性に関連していることを示唆されており、脊椎の柔軟性不足と傷害リスクの増加との間に必ずしも因果関係は認められないとされ、今後さらに研究が必要です。
引用・索引School of Health and Sports Sciences Universitat de Girona Salt Catalonia Spain46-47
Passive Intervertebral Assessment Lumbar Spine Flexion in Sidelying | PIVMs

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