タンパク質同化
タンパク質または必須アミノ酸や糖質をワークアウト直前直後に摂取すると、レジスタンスエクササイズの同化作用が向上することはよく知られています。
レジスタンストレーニングと分岐鎖アミノ酸:BCAA(ロイシンは、タンパク質合成促進機能、骨格筋タンパク質の分解を抑制することも証明されている)
筋タンパク質合成(MPS)
最近、6名の若年男性を被験者として、全卵タンパク質の用量-反応効果が調査されました。
被験者は絶食した上でレジスタンストレーニング(レッグプレス、レッグエクステンション、レッグカールを4セット×8~10レップ)を行った後、各自が対照群も務めるために、全卵タンパク質をそれぞれ0g、5g、10g、20g、40g摂取しました。
初回抗原刺激を受けた13C-ロイシン継続注入を用いて静脈血と動脈血を採取した結果、混合筋分画合成率の数値が20gまでは用量依存的に増加することが判明しました。
20gで数値は基準値(絶食時)の約193%を示して停滞し、40g摂取では、混合筋タンパク質合成(MPS)にはそれ以上のいかなる増加も認められませんが、全身において有意な刺激、ロイシン酸化が発生しました。
この調査は、エクササイズ後のアミノ酸供給が筋成長を促すキーファクターであること、全卵タンパク質20g(必須アミノ酸約8.6gに相当)の摂取が、下半身のレジスタンスエクササイズ後の混合筋タンパク質合成への刺激を最大化するには十分であることを示しています。
注目すべき点は、この研究においては糖質が全く投与されていないことと、タンパク質動体に対する糖質摂取の効果は筋タンパク質分解の減少にあることです。
筋サイズと筋力のための分岐鎖アミノ酸(BCAAの中では、ロイシンだけが単独でタンパク質合成を促進できる)
引用・索引Strength&Conditioning Journal Volume34 Number4 pages33-48