Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

活動後増強:Post Activation Potentiation(プレコンディショニングプロトコル後に、PAPによるパフォーマンス増大期間が得られるかどうかは、回復時間における増強作用と疲労とのバランスによる)

心臓血管系疾患のためのエクササイズ

回復時間における増強作用と疲労とのバランス

プレコンディショニングプロトコル後に、活動後増強(Post Activation Potentiation:PAP)によるパフォーマンス増大期間が得られるかどうかは、回復時間における増強作用と疲労とのバランスによります

 

すなわち、前者が後者よりもゆっくりと低下することが望ましく、したがってこの関係に留意し、前述の研究で用いられた特異的方法を見直す必要があります。

 

活動後増強とピークパワー(活動後増強効果は筋力レベルと相関しており、筋力の高い選手は筋収縮の増強効果が大きいだけではなく、疲労の度合いも大きい)

PAPが疲労を悪化させるのか

つまり、連続的テスト(4分おき)がPAPを再活性化して、プラスの効果を増殖させるケースは存在しますが、この研究の場合には、すでに高レベルに達していた疲労を悪化させる方向へと働く可能性もあります。

 

結果的に、この研究で使用されたプロトコルは、フェンシング選手のパフォーマンスにプラスのPAP効果をもたらすことはなかったですが、それでも、この研究から得られたPAPに関するマイナスの知見は貴重であり、他の研究が行ったように、ある状況においてプラスの効果をもたらしうるプロトコルを示すことは重要ですが、あす状況においてマイナスあるいはまったく効果をもたらさないプロトコルを知らしめることも、トレーニングの現場にとっては同じくらい重要です。

 

この分野における先行研究の結果が曖昧であったことに対して、本研究は、PAPが及ぼす影響にはかなりの個人差があることを示しており、ストレングス&コンディショニングコーチ、生理学者、応用スポーツ科学者に対して、特定のアスリートや環境におけるコンプレックストレーニングプログラムや試合前のウォームアッププロトコルを至適化するためには、継続的に「自家研究」を実施する必要性があることを主張しています。

 

活動後増強(Postactivation Potentiation:PAP)因子とは(プレコンディショニングプロトコルと実際のパフォーマンスの間に設けられる回復時間や、アスリートのトレーニングステータス、能力、性別など)

 

競技パフォーマンスと活動後増強効果(PAP)の関係(爆発的ウォーミングアップでパフォーマンスが向上)

 

引用・索引DeRenne C.Effects of postactivation potentiation warmup in male and female sports performances:A brief review.Strength Cond J 32:58-64・2010

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